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さぁて、日本全国1億のスキーヤー諸君。ついに、やっと、とうとう、待ちに待った雪のシーズンの到来である。スタッドレスタイヤ、チェーン、不凍液、各種ケミカル用品など、スノードライブの準備は怠りないだろうな。わたしも、スキー行が待ち遠しくてしかたがないぞ。しかし、胸がワクワクする一方で、わたしは一抹の不安を拭い去れないのよね。というのも、スキーには恐怖の渋滞も付き物だからである。
確か一昨年の12月、わたしは志賀高原の一ノ瀬から丸池のホテルに戻るとき、強烈な体験をした。行ったことがある人ならおわかりだろうが、このわずか数キロの道のりに、わたしは3時間半もドライブしたのだ。とにかく、クルマがまったく動かないのである。どのくらい動かないかというと、その日の夕方に東京へ向かった友人が、朝になっても志賀の山中にいたくらいだ。
賢明な読者諸兄なら、原因は容易に想像できるだろう。そう、お察しの通り、その日まで雪が少なかったこともあって、12月も半ばを過ぎようというのに夏タイヤ&ノーチェーンで来ちゃったクソバカどもが、あっちでクルクル、こっちでガッチャンやってたのが大渋滞の原因である。さらに、ガス欠になったクルマが、渋滞をさらにひどくした。まあ、エンジン切ったらヒーターも止まるから、寒いだろう。でも、ちゃんとガスも給油せずにスタートし、ガス欠になるまでアイドリングしてる奴は、やっぱりバカである。 |
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また、4WDを過信したRVが刺さっているのも実に多く見かける。どうもみんな勘違いしているようだが、パジェロやビッグホーンのみなさんが好きなオールテレーンタイヤは、M+S(マッド&スノー)と書いてあるだけあって確かにフツーのタイヤよりはマシではあるが、あくまでも“マシ”というレベルでしかない。アイスバーンに乗ってしまえばポテンザも同じであって、スタッドレスあるいはチェーンとの差は、月とスッポンなのだ。ボディが重いということは、慣性質量も大きいわけで、万一スリップしちゃったら、もう止まらない。さらに、そのまま他車と衝突した場合、相手の受けるダメージは計り知れないものがある。こっちは頑丈で安全だもんね、つーことは、裏を返せば“相手が危険だ”ということなのである。つまり、大型の4WDに乗るドライバーには、フツーのクルマよりもしっかりした滑り止めの装備や、より慎重な運転が要求されるのだ。
それにしても、各種マスコミが口を酸っぱくして言い続け、みんな耳にタコができているはずなのに、それでもいい加減な装備でゲレンデへ向かうクルマが後を絶たないのは、いったいどうしたわけだろう。キミのチョンボは、キミ本人が危険であるばかりでなく、みなさまのご迷惑でもあるからして、少なくとも崇高なガルヴィの読者諸兄は、心して冬の準備を進めてほしいものだ。 |
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